プロミスに過払い金があるかもしれない。
でも、もう完済したし、今さら戻るのかな…。そう感じて検索した方は多いのではないでしょうか。
この記事では、自分が対象になるのか、いくら戻るのか、損をしないための注意点までを、調べてわかった範囲でまとめて解説します。
プロミスの過払い金とは?発生する条件と仕組み
過払い金とは、法律の上限を超えて払いすぎた利息のことです。これを貸金業者に返してもらう手続きが「過払い金返還請求」です。
まずは「自分に過払い金があるのか」を判断するための前提から見ていきます。
過払い金が発生する仕組み(グレーゾーン金利)
昔の貸金業者の多くは、利息制限法の上限を超える「グレーゾーン金利」で貸付をしていました。利息制限法の上限は次のとおりです。
| 借入元本 | 利息制限法の上限金利 |
|---|---|
| 10万円未満 | 年20% |
| 10万円以上〜100万円未満 | 年18% |
| 100万円以上 | 年15% |
この上限を超えて払った利息は、本来払う必要のなかったお金です。それが過払い金として戻ってきます。
過払い金が発生する2つの条件
プロミスで過払い金が発生するのは、次の2つを満たす場合です。
- 2007年12月18日以前から借入・返済をしていた
- その当時、年20%を超える金利で返していた
プロミスは過去に25%超の金利で貸していましたが、2007年12月19日に金利を利息制限法の範囲内(17.8%以下)へ引き下げました。逆に言えば、この日より後の借入だけなら過払い金は発生しません。
調べていて「ここが分かれ目なんだな」といちばん腑に落ちたのが、この日付です。「2007年12月19日より前に借り始めたか」が、過払い金があるかどうかの一番のカギになります。
あなたは対象?プロミスの過払い金を請求できる人・できない人
過払い金は、誰でも・いつまでも請求できるわけではありません。請求できなくなる代表的なケースを押さえておきましょう。
過払い金を請求できなくなる3つのケース
- 完済から10年が経過している(時効):最後の取引(完済日)から10年で時効になり、請求できなくなります
- 過去に将来利息のカットなどに応じている:和解で利息を減らしてもらった経緯があると、請求権を失っている場合があります
- 貸金業者が倒産している:相手が倒産すると回収はとても難しくなります
注意したいのが①の時効です。完済と借り直しを繰り返していると、「いつの取引が時効なのか」の判断がぐっと難しくなります。これを一続きの「一連の取引」とみなせるか、途切れた「分断」とされるかで、戻る金額が大きく変わるからです。心当たりがあれば、時効が来る前に早めに動くのが安全です。
旧ブランド(ポケットバンク・アットローン等)も対象になる?
プロミスはこれまで複数の貸金業者を統合してきました。旧ブランドからの借入も、扱いによっては請求の対象になります。
| 旧ブランド/関連会社 | 過払い金請求の可否 |
|---|---|
| 三洋信販(ポケットバンク) | プロミスへ請求できるケースが多い |
| アットローン | プロミスへ請求できるケースが多い |
| クラヴィス(旧タンポート・クオークローン) | 「契約切替」なら可能/「債権譲渡」のみだと難しい |
正直なところ、このクラヴィス周りはかなりややこしいです。クラヴィスから債権を譲り受けただけの借主に対しては、プロミスは過払い金の支払い義務を負わない、という最高裁判決(平成24年6月29日)もあります。自己判断は難しいので、ここは専門家に確認したほうが確実です。
プロミスの過払い金はいくら戻る?返還率と期間
気になるのは「結局いくら戻るのか」ですよね。これは、話し合い(任意交渉)で解決するか、裁判をするかで変わります。
| 解決方法 | 返還率の目安 | 返還までの期間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 任意交渉(話し合い) | 過払い金の約70〜90% | 約2〜4ヶ月 | 早く解決するが減りやすい |
| 裁判(訴訟) | 100%+利息(年5%) | 約4〜8ヶ月 | 満額に近いが時間がかかる |
返還率の考え方
プロミスは過払い金への対応が比較的スムーズな業者とされます。とはいえ、最初に提示される金額は本来の請求額より低いのが普通です。少しでも多く取り戻したいなら、裁判まで視野に入れた対応が効いてきます。
過払い金のシミュレーション(目安)
あくまで概算ですが、借入条件ごとの目安はこんなイメージです。
| 借入の例 | 発生する過払い金の目安 | 裁判での回収イメージ |
|---|---|---|
| 150万円を約5年返済 | 約60〜70万円 | 約68万円+利息 |
| 300万円を約5年返済 | 約130〜140万円 | 約140万円+利息 |
意外だったのは、金額の幅がここまで大きいことです。金利・取引期間・返済状況で結果はまるで変わります。正確な金額は、引き直し計算をしないと出せません。
プロミスへの過払い金請求の流れ
過払い金請求は、だいたい次の流れで進みます。
- 取引履歴を開示請求する:プロミスに過去の取引履歴を取り寄せます(数日〜2週間ほど)
- 引き直し計算をする:正しい金利で計算し直し、過払い金額を出します
- 過払い金返還請求書を送る:請求額をプロミスに通知します
- 任意交渉をする:返還額や時期を話し合います
- 裁判をする(必要な場合):交渉でまとまらなければ訴訟に進みます
- 過払い金が入金される:和解・判決のあとに返ってきます
ステップは多く見えますが、専門家に依頼すれば、ほとんどの手続きは代わりに進めてもらえます。
完済後と返済中で違う!メリット・デメリット
過払い金請求の影響は、すでに完済したか、まだ返済中かで大きく変わります。
完済後に請求する場合
完済してカードも解約済みなら、過払い金を請求しても信用情報(いわゆるブラックリスト)に影響はありません。純粋にお金が戻るだけです。
対象になるなら、デメリットはほとんどないと言っていいでしょう。ただ、その後プロミス(SMBCグループ)からの借入は難しくなる場合があります。
返済中に請求する場合
気をつけたいのが、返済中で借金の残高が過払い金より多いケースです。過払い金で完済しきれないと「任意整理」とみなされ、信用情報に事故情報が5年程度残ることがあります。
一方、過払い金が残高を上回って完済できれば、ブラックリストにはなりません。「返済中の請求=必ずブラック」ではない、というのが調べてみて意外だった点です。分かれ目は、過払い金で借金を返しきれるかどうか。まずは残高と過払い金の見込みを把握するところからです。
プロミスの過払い金請求で損しないための注意点
知らないと損をしやすいポイントを3つにしぼって紹介します。
「ゼロ和解」に安易に応じない
業者から「借金をゼロにする代わりに過払い金請求権を放棄する」という和解(ゼロ和解)を持ちかけられることがあります。本来戻るはずの過払い金を手放してしまう恐れがあるので、内容を理解しないまま応じるのは避けたいところです。
取引履歴の請求時に「過払い金目的」と言わない
取引履歴を取り寄せるとき、「過払い金を請求したい」と伝えると、業者側が身構えてその後の交渉で不利になることがあります。履歴の開示は、淡々と求めるのが無難です。
引き直し計算のミスに注意
引き直し計算は、1円の間違いでも返還額が変わります。取引が複雑なほど計算は難しくなるので、正確さを求めるなら専門家に任せるのが安心です。
プロミスの過払い金請求にかかる費用
弁護士・司法書士に依頼した場合の費用相場は、次のとおりです。
| 費用項目 | 目安 |
|---|---|
| 相談料 | 無料の事務所が多い |
| 着手金 | 無料の事務所が多い |
| 過払い金報酬(成功報酬) | 任意交渉:返還額の20%まで 裁判:返還額の25%まで |
ひとつ補足しておくと、認定司法書士が代理できるのは「1社あたり140万円まで」という上限があります。プロミスの過払い金が140万円を超えそうな場合や、裁判で争点が複雑になりそうな場合は、金額の上限がない弁護士に頼むほうが安心です。費用体系は事務所ごとに違うので、依頼前の確認は忘れずに。
プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)の会社概要
プロミスは現在、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が運営するサービスブランドで、三井住友フィナンシャルグループの傘下です。グループの資金力もあってか、過払い金返還への対応は比較的安定しているとされます。
過去に三洋信販(ポケットバンク)やアットローンなどを統合してきた経緯があり、これらの旧ブランドからの借入も請求の対象になり得ます。
プロミスの過払い金に関するよくある質問
完済して何年も経つけど、まだ請求できる?
最後の取引(完済日)から10年以内なら請求できます。10年を過ぎると時効で請求できなくなるので、早めの確認が大切です。
家族や勤務先にバレずに請求できる?
手続きは郵送や代理人を通じて進められ、完済後の請求なら信用情報にも影響しないため、周囲に知られずに進めやすい手続きです。
過払い金があるか自分で調べられる?
取引履歴を取り寄せて引き直し計算をすれば概算は出せますが、計算はかなり複雑です。正確に知りたいなら、無料相談を使うのが確実です。
プロミスはすぐ応じてくれる?
比較的スムーズな業者とされますが、最初の提示額は低めのことが多いです。満額に近い回収を狙うなら、裁判も選択肢になります。
まとめ:まずは「請求できる条件」と「時効」を確認しよう
プロミスの過払い金について、要点を整理します。
- 2007年12月18日以前に年20%超の金利で借りていたなら過払い金の可能性が高い
- 完済から10年で時効。心当たりがあれば早めの確認が大事
- 戻る金額は任意交渉で約70〜90%、裁判で100%+利息
- 完済後の請求は信用情報に影響なし。返済中は完済できるかが分かれ目
過払い金は、条件さえ満たせばまとまったお金が戻ってくる、正当な権利です。一方で、時効や計算の難しさもあります。まずは無料相談で「自分は対象か」「いくら戻りそうか」を確かめるところから始めてみてください。
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