複数ローン返済シミュレーター – 複数カードローンの返済金額をまとめて計算

複数ローン返済シミュレーターとは

複数ローン返済シミュレーターは、複数のカードローンの返済計画を同時に計算できるツールです。一般的なカードローン会社のシミュレーターは1つのローンのみを対象としていますが、このシミュレーターの大きな特徴は以下の通りです。

特徴と他のツールにない差別化ポイント

①複数ローンを同時入力・比較
金融機関ごとに異なるシミュレーターを使う必要がなく、複数のカードローンを一度に計算できます。総利息額や返済総額を一目で比較できるため、借入状況を正確に把握できます。

②繰上返済をシミュレーションに含められる
ボーナス月に繰上返済を予定している方でも、その効果を正確に計算できます。一般的な銀行ツールには実装されていない機能です。

③返済推移をグラフで可視化
月別の残高推移をグラフで表示されるため、「いつまで返済が続くのか」を視覚的に理解できます。

④計算結果をCSV/PDF で保存
結果を保存して、後から確認したり、債務整理事務所への相談時に持参することができます。

シミュレーターでできること

このツールは以下の機能を搭載しており、より詳細な返済計画の設定が可能です。

  • 複数ローンの同時計算(最大3つまで)
  • 元利定額返済方式 / 元金定額返済方式の選択
  • 月別返済計画の自動生成
  • 繰上返済シミュレーション機能
  • 返済推移グラフの表示(残高と月々利息を可視化)
  • 計算結果のCSV / PDF出力

では、実際に使ってみましょう。

複数ローン返済シミュレーター

複数のカードローン・キャッシングを同時に計算し、返済計画を立てられるツール。

実際の使用例とシミュレーション結果

パターン1:複数ローン通常返済の場合

借入条件:

  • アコム:金利17.9%、借入額10万円、返済期間2年半(30ヶ月)
  • プロミス:金利18%、借入額20万円、返済期間4年(48ヶ月)

このシミュレーターで計算すると、以下のような結果が得られます。

項目 金額
総借入額 30万円
総利息額 約90,750円
返済総額 約390,750円
返済期間 48ヶ月(4年)
毎月返済額 約8,140円(平均)

結果の見方

借入30万円に対して、約90,750円の利息が発生します。これは借入額の約30%です。「ちょっと借りただけ」と思うかもしれませんが、複数ローンの利息は想像以上に膨らみやすいのです。

さらに注目すべきは、返済期間が最長のローン(プロミス4年)に合わせられるという点です。つまり、短期で返済予定だったアコムも、実質4年間の返済計画になってしまい、その間ずっと利息が発生し続けるのです。

パターン2:繰上返済を含めたシミュレーション

6ヶ月後にボーナスで3万円を繰上返済できる場合をシミュレーションしてみます。

条件:パターン1と同じ + 6ヶ月目に3万円の繰上返済

項目 通常返済 繰上返済あり 削減額
総利息額 約90,750円 約88,300円 約2,450円
返済総額 約390,750円 約388,300円 約2,450円
返済期間 48ヶ月 約47ヶ月 約1ヶ月短縮

繰上返済の効果

たった3万円の繰上返済で、約2,450円の利息を削減できます。「大したことない」と思うかもしれませんが、これは6ヶ月の繰上返済が、残り40ヶ月以上の利息をカットしているということです。

複数ローンがある場合、高金利のカードローン(この例ではアコムの17.9%)から優先的に返済することで、さらに効果的に利息を削減できます。

複数ローンが危険な理由

利息が複合的に膨らむ

複数ローンの怖さは、利息の複合効果にあります。

  • 金利が18%に近い場合、年間の利息は借入額の18%
  • つまり、10万円なら年1万8,000円、20万円なら年3万6,000円の利息が発生
  • これを複数個所で同時に借りると、それぞれで利息が発生し続ける

返済期間が長期化する

複数ローンを借りると、「最も長い返済期間に統一される」という落とし穴があります。

上記の例では、アコムは2年半で完済予定でしたが、プロミスの4年に合わせられるため、実質的には4年間の返済が必要になるのです。

月々の返済額が膨らむ

毎月の返済額が増えるため、家計の圧迫が増します。給料が減った時期や失業時に対応できず、さらに延滞につながるリスクも高まります。

複数ローンから抜け出す方法

自力返済の限界を知る

シミュレーション結果を見て「返済できそうにない」と感じたら、債務整理という選択肢があります。

債務整理には以下の種類があります:

  • 任意整理:カードローン会社と交渉し、利息をカットして返済額を減らす
  • 個人再生:借金を大幅に減額(通常5分の1に)して、3~5年で返済
  • 自己破産:借金を帳消しにする(ただし資産がある場合は処分される)

債務整理を検討すべき目安

以下のいずれかに当てはまる場合、債務整理を真剣に検討する価値があります。

  • 月々の返済額が給料の20%以上になっている
  • 複数のカードローンから借り入れている
  • シミュレーション結果の総利息が借入額の25%以上
  • 返済期間が3年以上になっている

上記のパターン1では総利息が約90,750円(借入額の約30%)なので、債務整理を検討する段階にあると言えます

次のステップ:費用確認と事務所選び

複数ローンの返済が厳しいと判断したら、以下のステップで債務整理を進めることをお勧めします。

ステップ1:返済計画を把握する

本シミュレーターで複数ローンの総額を正確に計算します。(←このステップ)

ステップ2:債務整理の費用を知る

「任意整理したら月々いくら返済できるのか」「相談費用はいくらか」を事務所別に比較することが重要です。

多くの人が「事務所に相談するのは怖い」と感じていますが、実は相談は無料の事務所がほとんどです。そして、任意整理で月々の返済額がどう変わるかを確認してから、依頼するか決められます。

ステップ3:あなたに合った事務所を選ぶ

債務整理事務所は「費用が安い」「実績が豊富」「土日対応」など、特徴が異なります。

「あなたに合った債務整理事務所を探す」ツールなら、3つの質問に答えるだけで、おすすめの事務所を2件提案してもらえます。費用の相談も含めて、複数事務所から比較検討できます。

まとめ

複数ローン返済シミュレーターで、あなたの借金の全体像を把握しましょう。

そして、シミュレーション結果から「返済が難しい」と判断した場合は、一人で悩まずに債務整理を依頼できる弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。債務整理により、月々の返済額が大きく減る可能性があります。

まずは、このシミュレーターであなたの返済計画を正確に把握してから、次のアクションを決めることが重要です。

牧村和慶

株式会社Crepas 代表取締役
マネーセレクト著者・監修者。お金に関わる分野の取材活動を通じて、債務整理、カードローン、節約など問題解決に尽力している。

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