WebARENA IndigoProはおすすめ?VPSとの違いは?口コミ・評判も分析

※本ページに掲載する情報の一部にプロモーションが含まれます。

サーバーとして人気の「WebARENA IndigoPro(ウェブアリーナ・インディゴプロ)」の仕様、特徴、キャンペーンなどを分析して仕様と機能が分かりやすいスペック表にしました。

また、利用するメリット・デメリットも解説するとともに、WebARENA IndigoProのVPSの口コミは本当か?評判も調査しました。

このページは元大手電機メーカーのSI営業として大規模システム向けエンタープライズサーバーの提案/販売に携わっていた株式会社Crepas 代表取締役 牧村和慶が執筆・監修しています。

WebARENA IndigoProの特徴とは?

WebARENA IndigoPro(ウィンサーバー)はNTTコミュニケーションズ子会社の株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ(NTTPC)が運営するレンタルサーバーで、安価なIndigoよりもハイパフォーマンスでビジネス用途のVPSとなっています。

一般的にはVPSといったりクラウドサーバーと呼ばれたりしますが、実態はVPSとなっています。

WebARENA IndigoProの最大の特徴はWindows ServerとLinux環境を選択できるほか、高スペックとなっており社外向けアプリケーションや社内向け中規模以上のシステム構築にピッタリなレンタルサーバーです。

Indigoより高額となっていますが、それでも法人のシステム基盤・クラウドサーバーとしては非常に安価となっていますので、高スペックなVPSを他社と比較してみてください。

参考:IndigoPro

WebARENA IndigoProとIndigoの違いは?

WebARENA IndigoProとWebARENA Indigoにどのような違いがあるでしょうか。

基本的なところでVPS環境という大きな枠組みとしては同じとなります。

WebARENA IndigoPro WebARENA Indigo
月額料金 3,960円(税込)~ 319円(税込)~
仮想CPU 2vCPU~16vCPU 1vCPU~10vCPU
仮想メモリ 4GB~128GB 768MB~32GB
ディスク容量(SSD) 100GB~120TB 20GB~1.6TB
SLA ×
共有回線 10Gbps 100Mbps~1Gbps
IPv6 ×IPv4のみ

この他、サポートについてはIndigoProはしっかり対応されますが、Indigoはサポートはほとんどありません。

WebARENA Indigoは安価に使えるVPSということで個人から法人まで幅広く使えるものになっていますが、IndigoProについては法人向け、利用は多数のユーザー向けもしくは社内システム向けが多く、目的や用途は異なります。

参考:WebARENA IndigoとWebARENA IndigoProの比較

WebARENA IndigoPro Windowsプランの仕様とスペック

WebARENA IndigoProのWindows VPSのサーバー仕様とスペックは以下の通りです。

こちらでは標準プランとハイスペックプランを掲載しています。メモリやCPUで料金は異なるので詳しくは公式サイトをご覧ください。

プラン名 Windows VPS 標準プラン ハイスペックプラン 備考
費用・コスト 初期費用 2,000円 2,000円 契約手数料
月額料金 5,720円~88,110円 7,810円~88,880円
基本スペック サーバ種別 VPS VPS
ディスク容量 100GB~ 100GB~ SSD ※起動ディスクとして、容量追加可能
メモリ 4GB~64GB 8GB~128GB
CPU 2vCPU~32vCPU 2vCPU~16vCPU
OS Windows Server Windows Server Windows Server 2022 Datacenter Edition、他
仮想化エンジン 要確認
グローバルIP 1 1 固定IPv4
root権限
回線速度 10Gbps共用 10Gbps共用 大阪の場合1Gbps共用回線
データセンター 日本国内 日本国内 東京、大阪
耐障害性 RAID
バックアップ ディスクイメージバックアップで3世代保護可

Windows系のプランは標準プランとハイスペックプランに分かれていますが、主に仮想メモリとCPUで料金が異なります。ディスク容量については自由に追加、選択が可能なのでサービス要件に従って選んで問題ありません。

Windows系はWindows ServerのDatacenter Editionが基本で2022よりも前のバージョンも選択可能です。

WebARENA IndigoPro Linuxの仕様とスペック

WebARENA IndigoProのLinuxサーバーの仕様とスペックは以下の通りです。

プラン名 Linux 標準プラン ハイスペックプラン 備考
費用・コスト 初期費用 2,000円 2,000円 契約手数料
月額料金 3,960円~59,950円 6,050円~74,800円
基本スペック サーバ種別 VPS VPS
ディスク容量 100GB~ 100GB~ SSD ※起動ディスクとして、容量追加可能
メモリ 4GB~64GB 8GB~128GB
CPU 2vCPU~32vCPU 2vCPU~16vCPU
OS CentOS他 CentOS他 Rocky Linux、Ununtu
仮想化エンジン KVM
グローバルIP 1 1 固定IPv4
root権限
回線速度 10Gbps共用 10Gbps共用 大阪の場合1Gbps共用回線
データセンター 日本国内 日本国内 東京、大阪
耐障害性 RAID
バックアップ ディスクイメージバックアップで3世代保護可

Windowsと同様に標準プランとハイスペックプランとで分かれていますが、主な違いは仮想メモリとCPUになります。

CentOSは今後、Rocky Linuxが後継として運営されていく予定ですが、IndigoProについてもRockyLinuxに対応しているので安心です。

参考:KUSANAGI(WebARENA IndigoPro)

WebARENA IndigoProのメリット・デメリット

メリット~こんな方におすすめです

ビジネス用途、特に社内向け管理システムや多数の利用者向けのアプリケーションなど同時接続が多く、サービスを止められない要件にはWebARENA IndigoProがおすすめです。

主な理由は、SLAによる稼働率保証、仮想UTM(VDOM)によるセキュリティと堅牢性が確保されているのがポイントで、他の安いVPSにない信頼性を確立しています。

ネットワークについてもNTTグループの10Gbpsの太い共用回線が使えますので社外向けのサービス用途にも十分です。

他にも利便性としてPleskテンプレート、仮想DVD-ROMが利用できたり、WindowsについてはRDS(リモートデスクトップ)も利用可能となっています。

デメリット~こんな方にはおすすめできません

技術者をアサインできない場合はおすすめできません。

サポートは問い合わせフォームによる運用スタッフとのやりとりとなりますので、ある程度、知識と技術を保有した専任技術者をアサインすることが求められるでしょう。

また、安いVPSを検討しているならおすすめできません。これはFX取引の個人向けや小規模法人向けではありませんので、ある程度大きなサービス運用を考えている法人向けとなります。

Webサイト運営がメインで料金面が気になるなら共用サーバーのほうが良いので安いレンタルサーバーも検討してみてください。

VPS全般については以下の記事も参考にしてみてください。

WebARENA IndigoProの口コミ・評判を専門家が分析

WebARENA IndigoProの口コミは本当か?多くのウェブサイトで言われていること、評判はどうなのか。

WebARENA IndigoProは法人向けのビジネス用途が主体となっていますので、利用者の同時接続数が多いサービスを止められないミッションクリティカルなサービスを提供したい法人向けとなります。

個人や小規模法人向けの安価なIndigoとは全く異なりますので、どういったサービスを構築したいかでIndigoなのかIndigoProなのかを選択することになります。

競合他社はGMOグループのハイスペックなVPSとなりますが、このくらいの規模のVPSとなればSIerに入ってもらってサービス構築するなども視野に入ってくるでしょう。

まとめ

以上がWebARENA IndigoProの口コミ、評判を専門家目線で解説しました。

WindowsとLinuxのVPSについて仕様やスペックについても紹介しました。

WebARENAシリーズはその他、安価なVPSのIndigo、共用サーバーのSuiteXGPUプラン(AI・ディープラーニング向け)のサービスも用意されています。

レンタルサーバー全般については以下の記事を参考にしてください。

株式会社Crepas 代表取締役 牧村和慶

レンタルサーバー比較の著者・監修者。
大学院卒業後、日本電気株式会社(NEC)へ入社。SI営業としてミッションクリティカルシステム用HP-UXサーバーの販売実績が認められ、HP社より表彰実績あり。現在、共用レンタルサーバーやVPSを契約しており、実際に使った経験を発信できるよう心がけている。

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